前職では、作業服の配達の仕事をしていました。その仕事に就く前は、子育てのために休職していたこともあり、ブランクを考えてパートで働き始めました。そのうち仕事に慣れてくると、もっと収入を増やしたいと思うように。しかし、その会社では正社員登用もなく、収入が上がる見込みがないため、転職先を探し始めました。条件は、正社員で働けること、家から近いこと。この２点は、子育てを続けるためにも必要な条件でした。

業界は問わないつもりでしたが、たまたま見つけた当社が不動産ということもあって、興味を持ちました。元々、物件の間取りを見たり、インテリアが好きだったりと、不動産業界に関心があったからです。しかし、当時の採用はパートの募集。思い切って、応募の際に「正社員登用はありますか？」と聞いたところ、「可能性はある」とお答えいただき、チャレンジしてみようと入社を決めました。実際、入社半年後には正社員に登用されています。

事務のメインの仕事は、売買を希望されるお客様情報のシステム入力と問い合わせ対応です。当社では原則、新規の電話営業などは行っておらず、ネットなどから問い合わせがあったお客様に対応します。流れとしてはまず、物件情報を掲載している不動産情報サイトを通じて問い合わせが入ると、パソコンを使ってお客様の個人情報をシステムに入力します。次に、その問い合わせ内容に応じた対応をします。

例えば、物件を買いたいというお客様には、物件資料を送付し、物件の簡単な説明を行います。次に、内見を希望される場合には、内見方法のご案内を行います。最終的に購入の意思が固まると、営業さんにバトンタッチとなり、契約手続きを進めます。このような一連の業務を、1日あたり約25件ほど対応しています。

事務の仕事では、お客様から直接「ありがとう」の言葉を聞く場面はほとんどないのですが、営業が「ありがとう」の言葉をいただけるように、お客様へのスピーディーで的確な対応を常に心がけています。問い合わせから内見につなげ、契約目前の段階で営業にバトンタッチできる状態に持っていくことは事務の重要な仕事。そのために現状で満足することなく、改善できる点がないか常にアンテナを張っています。その結果、成約率が上がったり、競合他社に競り勝ったりと成果が見えた時には大きなやりがいを感じています。

当社では、頑張った人がきちんと評価される仕組みや風土があります。人事評価制度も非常にしっかりしていると思います。例えば、通常は営業さんは売上で評価されますが、事務職にも貢献度に応じた評価があり、寸志が支給されることがあります。このような評価には、売上は営業だけで上げられるものではないという会社の考え方が表れていると思いますし、事務職にもしっかりとスポットライトが当たる人事評価制度があることはやりがいの一つにもなっています。

当社では資格支援制度が手厚いため、その制度を活用して、将来は宅建の資格を取りたいと思っています。現在の事務の仕事は契約前までとなりますが、宅建の資格を持つことで契約まで行うことも可能になります。また、資格の勉強を通じて、不動産や法律の知識も身につくでしょうし、仕事への理解度も変わってくるでしょう。仕事の内容や対応できる幅も大きく広がると期待しています。

とはいえ、簡単な資格ではありませんので、チャレンジするからには生活環境も整えなければなりません。現在は、まだ小さい子どもがいるため、勉強に集中できる状態ではないのですが、子育てが落ち着いた段階で取り組みたいですね。正社員になって、パート時代の教えてもらう立場から教える立場になりました。自分のスキルアップを通じて、より仕事のしやすい環境づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

当社の事務職は、子育て世代の方も多く働いています。そのため、子育てには非常に理解がある社風ですし、働きやすい環境だと思います。例えば、小さいお子さんがいらっしゃる場合、病気など急遽のお休みが必要となる場合が度々あります。子どもの行事などでどうしても休みが必要な時もあるでしょう。そんな時でも、みんなが子育ての経験があるため、協力し合って休ませてくれます。また、パートさんの場合はシフト調整も要望を聞いてくれますし、時間の融通も利きやすいと思います。

社員登用をめざしたい方には、私と同じようにパートからの登用のチャンスもあると思います。社員になると任される仕事も増えて残業もあるのですが、もちろんその分だけ収入は増えます。ある程度仕事に慣れてくると、優先順位を考えながら日によってメリハリをつけることで、ライフワークバランスを保つこともできます。資格取得支援制度も充実していますし、人事評価制度もしっかりしているため、頑張った分だけ手当てが増えることも魅力です。ぜひ、子育て世代の方にも応募いただきたいですね！